中国「反日デモ」偽装 早くも本来の反政府デモへと変化始まる 中国デモの「反日」は大義名分・口実にすぎない

中国では以前からブランド品やキャラクター製品の偽装事件が相次いでいましたが
あの国はすみからすみまで偽装国家です。


現在中国の内陸部で怒っている「反日デモ」も同様で
実際は「反日」に偽装した反政府デモですから…

中国は現在でも社会主義国家で、共産党の一党独裁ですから
日本のような複数政党の存在も許されないですし、政権交代もありえないことです。

民衆がいくら共産党に不満があろうと、共産党政権を続けていくしかないのです。


そこでかつて満州国という傀儡国家で中国の一部を支配していた日本は、格好の攻撃材料です。
もちろん日本としては、あの時代の満州国建国にはそれなりの理由があり、ギリギリの選択だったわけですが


にっくき日本を駆逐し、現在の中国をつくったというのが中国共産党の正当性を証明する最大の理由ですから
反日というのは、民衆も政府も使える、もっとも便利な口実なんです。
「悪いことはすべて日本のせい」というわけです。

しかし実際の「反日デモ」の中身は経済格差是正であり中央政権への不満なのです。
現在起こっている「反日」デモは大義名分・口実にすぎないのです。

そういう「本来のデモの目的」が、すでにちらほら出始めています。
ここ１週間くらいの中国のデモは、一部ですでに「賃金未払い」といった本来のデモの目的を隠そうとしなくなってきました。

これは中国政府が最も恐れる事態で、１９８９年の天安門事件のような政府と民衆の直接衝突が中国全土で起こる可能性すら出てきた、ということです。

ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏は天安門事件のデモに参加


そしてチベットなどのいわゆる少数民族のデモが広がりを見せてきました。
これはもう絶対に「反日デモ」などではありません。

中国政府は今後ますます武力による締め付けを強めていくでしょうが、これが全土で自然発生的に起こってくると
どこまで体制が持ちこたえられるかは先行き不透明です…