尖閣映像流出問題 海上保安官 テレビはインターネットに嫉妬しているだけ？

尖閣諸島での中国漁船衝突事件映像流出問題で、４３歳の海上保安官が名乗り出ましたが
連日テレビメディアは、「ネット社会の危うさ」とか「海上保安庁の情報管理の危機」といった観点で報道していますが

これには非常に強い違和感を覚えます。

海上保安官は、自分の意志でYouTubeに映像をアップロードしたのであって、よくあるファイル共有ソフトなどで「パソコン内のデータが意図せずに自然に流出」したものではないですよ？


世界に発信されるインターネットという媒体がたまたまあったからそれを利用したのであって
インターネットのない時代なら、テレビ局にビデオを郵送したのではないでしょうか？


映像を受け取った放送局は、当然スクープ映像として放送するでしょう。それで事足ります。

つまり以下のことが考えられます。

・「映像流出」「情報管理の危機」「ネット社会の危うさ」という、ありがちな論調に持って行くことで
事の本質から目をそらそうとしている。
本質というのはもちろん「中国漁船の領海侵犯、不法行為」「なぜ中国の工作員と疑われる船長を釈放したのか？」「なぜ衝突映像を国民に公開しなかったのか」といったことです。
実際、昨日から海上保安官の「犯罪行為」の報道が大量にされることで、「中国漁船衝突問題」が少し忘れられようとしています。

・テレビメディアの嫉妬　自分たちに映像を渡さず、インターネットの動画サイトという「格下」のメディアで世界に「勝手に」発信してしまった行為が気にくわない


・テレビメディアの「自分たちはもはや二次的なメディアになりつつあるのではないか？」という恐怖心　だから必要以上にインターネットを「問題視」したい。


忘れないでください。
大事なのは「映像流出問題」ではなく
「中国漁船衝突問題」であり「対中国問題」です。


中国漁船の船長は逮捕されてすぐ釈放されています。

悪いのは４３歳の海上保安官ではなく、中国漁船であり、そのうしろにいる中国ではないですか？

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